2025.10.31 神栄、26年3月期業績予想を上方修正 主力の食品関連が好調
神栄は、2026年3月期の通期業績予想を上方修正した。売上高を前回予想より15億円多い前期比7.1%増の430億円、純利益が1億5000万円多い同17.3%増の15億5000万円に引き上げた。食品関連が好調に推移していることを考慮した。投資有価証券売却益の上振れや固定資産売却益の計上で、純利益は前回予想を上回る見込みだ。一方、米国の関税政策の影響が不透明なことから営業利益は前回予想を据え置く。
26年3月期第2四半期(25年4~9月)決算は、売上高が前年同期比8.7%増の214億1100万円、営業利益が同34.8%増の8億900万円、純利益が113.8%増の10億7100万円となった。建設機械や住宅建設関連などを含む物資関連は減少したものの、食品関連が堅調だった。
電子関連の売上高は、同1.2%増の19億3900万円、セグメント利益は2.6%減の1億5600万円となった。センサー機器分野は、民生用途のホコリセンサーや産業用途の粒子計測機器が堅調に推移。民生用途の湿度センサーは減少したものの増収増益となった。
計測・試験機器分野は、吸収分光式水分計測器や輸送や梱包に係る各種試験機の販売が増加したもの、前年は大型案件があったことから減収減益となった。コンデンサー分野は、照明用途や産業機器用途が堅調に推移した。
赤澤秀朗社長は「前期は大型案件があり、今期は増収減益となった。今後は、専門メーカーとして強みのある産業用分野の販売に注力していく」と話した。
 




 
				
							 
				
							 
				
							 
				 
				 
				 
				 
				 
				
 

 
 
  
  
  
  
  
 
 
