2025.11.12 中国の10月NEV販売、171万台記録 全販売台数の半分以上に
新車投入で中国のNEV人気は一段と旺盛に(4月の上海自動車ショー会場)
中国自動車工業協会(CAAM)が11日発表した10月の乗用車販売実績(国内・輸出合計)は、新エネルギー車(NEV)の販売実績が171万4000台となり、初めて国内の全乗用車販売台数332万2000台の50%を超えた。
NEVは純電池駆動車(BEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FCV)の総称。
CAAMによると、10月のNEV販売台数は171万台4000台。9月の160万4000台も上回り、月間の販売台数を更新中だ。このうちBEVの販売台数は110万9000台となり、前年同月比31.7%増。PHEV は、3%増の60万5000台となった。FCVは、無視できる販売実績との見方を示す。
中国のNEV販売好調は、輸出が支えている。10月の全輸出台数66万6000台は、前年同月比22.9%増。NEV輸出台数は好調を持続し、前年同月比100%増の25万6000台となった。このうちBEV輸出の16万6000台は、前年同月比59.6%、9月比8,6%、それぞれ増加した。一方、PHEVの10月輸出台数9万台は前年同月より270%増、前月比でも30.3%増と上向いた。NEV輸出は、今年10カ月間の実績で201万台となり、前年同期比90.4%増だった。
中国のNEV輸出は、欧州や東南アジア向けが活発。各自動車メーカーは、専用運搬船の建造を増やすなどして、輸出増に対応しているのが現状だ。
また、CAAMによると、1~10月のNEV生産台数は1302万台、前年同期比33.1%の増加で推移している。








