2025.11.17 【Inter BEE特集】池上通信機、トータルシステムソリューション「ignis」紹介
トータルシステムソリューション「ignis」を中心に展示する
池上通信機は、トータルシステムソリューション「ignis」を中心に、カメラシステムや伝送ソリューションなどを展示する。ブースの正面ステージでは「放送局の課題を解決するignisのプレゼンテーション」を開催期間中1時間に1回実施する。
今回は「ignis be flexible with『change』」をテーマに、ignisと伝送、IPシステムなどの最新ソリューションを用意した。
ignisは、システム統合管理ソリューション「ignis mc」と、汎用(はんよう)サーバーのCPU/GPUを活用したメディア信号処理ソフトウエアプラットフォーム「ignis mp」を連携させたソリューションから構成。
ignis mcはシステム構築から設定、運用、操作、監視までサポート。Media over IP(MoIP)システムとSDIベースバンドも含めたハイブリッドシステムに対応する。使用者が簡単に操作画面を作成できるWeb GUI機能を搭載。ライブラリー化して利用でき、タブレット上でも動作するため、自由度の高い操作環境を実現する。
今回新製品のignis mpは、一つのプラットフォーム上でスイッチャーやマルチビューワーなど、複数のメディア信号処理アプリケーションを並列に動作させ、リアルタイムに信号処理ができる。汎用サーバーとソフトウエアを組み合わせ、高い拡張性と機能集約を実現。スイッチャーアプリケーションでは、ハードウエア制約にとらわれないスケーラブルなソフトウエアスイッチャーを実現した。
カメラシステムは、4Kシステムカメラ「UNICAM XE」シリーズを出展。新製品の7型OLEDビューファインダー「VFE-P711AD」も展示し、IPエクステンションユニット「IPX-100」を接続して、MoIP対応を確認できるようにした。
伝送ソリューションは、デジタルFPU装置は従来の4K/HD対応シリーズに加えて「PF-900L」(参考出展)も用意。マルチ送出プロセッサー「UHSM-4020」などのAVシステムや、マルチフォーマット液晶モニターも展示。また、他社ブースでリモートプロダクションシステム「R2 SYSTEM」とバーチャルを組み合わせた仕組みも披露する。









