2025.11.19 DX統合パッケージに「スマート検索」機能 OSK、11月26日提供開始

「スマート検索」イメージ

 大塚商会グループでシステム開発を手がけるOSKは19日、主力のDX統合パッケージ「eValue V Air」のドキュメント管理機能に、生成AI(人工知能)とRAG(検索拡張生成)技術を活用した新機能「スマート検索」を搭載したと発表した。11月26日から提供を開始する。

 多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組み、ペーパーレス化が加速する中、文書ファイルの急増に伴って情報検索に要する時間や手間が増大し、本来業務に充てる時間が圧迫されるという課題が浮上している。

 そこでOSKは、eValue V Airドキュメント管理に「スマート検索」を実装。自然文での検索入力に対応し、AIが文脈を理解して目的の文書を抽出することで、検索効率の大幅な改善を目指す。

 今回の機能の特長は、①ユーザーがチャット形式の自然言語で質問可能な直感的インターフェース②関連文書の要約表示による確認時間の短縮③ドキュメント管理のアクセス権を反映した検索結果表示によるセキュリティー確保④版管理機能により常に最新情報を対象とした検索運用--の4点。

 既存利用ユーザーについては、一定期間無償で本機能を提供し、2026年2月から有償サービスへ移行予定で、1ユーザーあたり月額税抜200円からのプランを用意した。

 今後はERP(基幹系情報システム)やワークフロー、グループウェアなど各機能との連携を順次拡大していく方針。