2026.01.12 【家電流通総合特集】アトムチェーン本部 三谷敬三代表取締役社長 「会社・個人の成長」を軸に、三つのテーマは1勝1敗1引き分け

三谷社長

 昨年の4月から社長に就任し「会社・個人の成長」をテーマに取り組んできた。テーマに向かって取り組むため①店へのお役立ち②加盟店の増加③社員の働き方改革・仕事の標準化―に重点を置いて活動してきた。今のところ、1勝1敗1引き分けだ。

 ①は負け。一昨年のリフォーム、エアコンが好調だった分、昨年は前年の実績をクリアできていない。一方、10~11月は回復傾向にあり、エアコンや国の省エネ補助金関連の商品に期待している。

 今年は、1~4月でエアコンの早期提案キャンペーンを展開し、5~8月は実売に向けた取り組みを強化する。5月には一斉個展を開催し、エアコンの「2027年問題」も、店に対して精度の高い情報をしっかりと届けることができるように体制を整える。

 ②は引き分け。高齢化などで電器店が減少傾向にある中、昨年同時期と比べて加盟店が増加しており、現在は868店。加盟希望店に対しチェーンを紹介するセミナーを開催してきたが、異業種の参加が増えた。昨年10月には東京や大阪で開催しており、加盟希望の企業もあった。今後も増加傾向にある。

 ③は唯一の成果。仕事の標準化、効率化において、幹部から社員に対して個人面談を定期的に行ってきたが、話し合いの中で制度づくりに取り組んだ。現場目線で見るため、社長室を廃止し、従業員と同じフロアで職務を遂行しているが、仕事に対し前向きに取り組んでいる。社員が自立的に動く風土になりつつある。

 昨年4月から加盟店をSNS動画で紹介する活動も開始した。これまでに14店を取り上げている。今年も定期的に店を紹介する。

 加盟店向けに、エアコン設置などのスキルを学べる技術研修や、商品知識を学べる研修を開催していることが、新加盟店のスキルアップにつながっている。受講者の満足度も高い。加盟した後のフォローも重要で、今後も継続する。

 そして、本部と加盟店の距離を縮める活動にも取り組む。今年1月上旬には東京、大阪で懇親会を開催し、全社員が参加した。私も店を訪問する機会を設けているが、これも継続する。リアルに加盟店と触れ合う機会を増やし、お店との一体感を高めていきたい。