2026.01.22 【情報通信総合特集】パーソルコミュニケーションサービス・金井美紀和取締役副社長 CXとDX支援を本格化し人員増強 強みのITサポートをさらに前面に

 2024年2月に富士通グループからパーソルグループのパーソルビジネスプロセスデザイン傘下に入った。長年コンタクトセンター事業で培ってきた顧客接点をより良くするカスタマーエクスペリエンス(顧客経験価値=CX)向上への支援と、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援を強みにしていく。

 25年度は組織を刷新しスピード感をもって意思決定できるようにした。これまで注力してきたCXとDXをさらに前面に出すとともに、富士通傘下で培ってきたITサポートの強みを一層とがらせていく。CXとDX人財の育成プログラムも3年目に入る。レベル1から3までで累計500人が受講しており、CXとDXに関してはどの社員でも対応できるようにしたい。

 DX支援では、サイボウズ「キントーン」や「マイクロソフト365」「セールスフォース」の活用支援を開始。社内実践してきた知見を生かし、導入後の活用で課題を抱える企業に向け簡易コンサルティングも行っている。引き合いも多い。また、当社はジェネシスのフルクラウドコンタクトセンターの仕組みを導入し運用している。このノウハウを生かしジェネシスの活用支援も始める計画だ。

 10月から事業部門での営業活動を始めた。現場と接点を持つ担当者が顧客先の他部門の困り事を聞き当社の別サービスを紹介するなど、既存顧客への深耕をしている。今後はメニュー化し社内横断で提案するだけでなくパーソルグループのサービスをクロスセルしていく。あわせて全国11カ所のセンター網を活用した「地方創生」にも取り組み、各センターの社員自らが地場での営業を始めた。新たな案件の芽も出ている。

 26年度は新中期経営計画を策定する。強みのITサポートをさらに前面に出すとともに、業種ごとの提案に取り組んでいく。生成AI(人工知能)の活用も鍵になる。当社DX推進部門が社内実践だけでなくサービスへの適用もしている。今後はAI活用で課題を抱えている企業の支援もできるとみている。ITサポートの強化に向けては一部でITの導入支援もできるようにする。人財も増強する計画で、パーソルグループの強みを生かした採用活動も進めていく。