2026.01.22 【情報通信総合特集】OKIクロステック・冨澤博志代表取締役社長執行役員 他社メカトロ保守を強化 病院・金融向けICTサービス本格化
OKIグループの保守で培ってきた技術力と全国180拠点、1200人のCE(カスタマーエンジニア)が24時間365日保守運用できる体制を生かし、サポートサービスとSI(システム構築)の2事業を軸に展開している。2025年度はOKIのメカトロ機器の保守で培った知見を生かした他社機器保守と医療機器の保守を拡大するとともに、病院向けや金融機関向けのICTサービスを加速する。
他社機器保守では全国保守網を持たないメカトロ機器メーカーの対応を拡大する。地域を問わず安定した品質で保守できる強みを前面に出していく。医療機器は保守できる資格者を全国300人規模で配備。全国に保守網がない医療機器メーカーからの問い合わせも多く現在は約50社と提携している。
病院向けのDX支援も始めた。病院のネットワーク基盤とナースコールをまとめて構築しスマートフォンとも連携する「病院の抱える課題を〝まるっと〟解決!!」サービスを開始。引き合いが多く数百病床規模の病院からも受注した。地方銀行や信用金庫向けにはサーバーの仮想化移行サービスの提案も始めている。ICT人材不足に悩む金融機関に訴求したい。
今後の成長領域と位置付けるグリーントランスフォーメーション(GX)も強化する。25年2月に埼玉県鴻巣市の事業所に超軽量フレキシブルタイプの太陽光発電と電気自動車用充電設備、蓄電池を導入し再生可能エネルギー循環型システムの実証を始めた。ここでの知見をメニュー化し販売する計画だ。引き合いも出てきている。
社内のDX化も進んできた。25年4月にAI・RPA推進部を設置し、社内業務やコンタクトセンター業務、保守業務を効率化している。これまで蓄積してきた保守データを読み込ませ、保守業務の支援ができる環境も構築した。保守経験が豊富なベテランエンジニアが電話対応できる分散コールセンターの運用も始めている。
26年はSI領域を確実に伸ばしながらサポートサービスで他社機器保守を獲得していきたい。保守業務の効率化に加え、パートナーとの連携も考えていく。これまで大半を自社で対応してきたが、今後はパートナーと組んだサポートの可能性も検討する。










