2026.01.26 【半導体総合/エレクトロニクス商社特集】エム・アールエフ・佐伯裕昭社長 防衛関連ビジネスを拡大、米ミニサーキット社製品を中心に提案
佐伯社長
エム・アールエフ(M・RF)は、高周波部品・機器の販売とコンサルタントを事業目的とする高周波の専門商社で、特徴を生かしたカスタマーサービスには定評がある。
佐伯裕昭社長は、今後のビジネス展開について「2026年以降の事業拡大に向けて最も力を入れていくのは、防衛関連ビジネスの拡大。日本の防衛予算が拡大しているため、高周波の専門商社として、技術提案を進めていく」と話す。
具体的には、同社が国内代理店契約を締結している米Mini-Circuits(ミニサーキット)社の製品を中心に、ビジネス拡大を図っていく。「防衛分野では無線技術が重要だが、ミニサーキットは防衛用レーダーやEW(電子戦)に欠かせない高周波部品を製造している」(佐伯社長)。
ミニサーキットは、1968年設立の高周波部品の老舗メーカーで、徹底した品質管理・納期管理に実績がある。エム・アールエフは1995年に創業し、ミニサーキット社は創業当時からの主流仕入れ先として販売に力を注いできた。
このほか、オランダのAmpleon(アンプレオン)社製品の拡販にも力を入れる。アンプレオンは、蘭NXPから独立して設立された高周波パワーデバイスメーカーで、VHF/UHF/Lバンド帯のシリコンLD MOSパワートランジスタのリーディング企業。用途は、防衛用レーダーをはじめ、半導体製造装置のプラズマ発生器、加速器などに使用される。
ミニサーキットは、アンプレオンのパワートランジスタを使用した増幅器を製造している。
防衛関連以外では、米AXZON(アクゾン)社のUHF帯RFID温度センサータグの販売にも注力している。同社のUHF帯RFID温度ロガータグ「AZN5200」は、小型、軽量、超薄型の使い切り、シールタイプ。バッテリーを内蔵しているため充電不要な上、使い切り設計のため校正の必要がなく、維持費がかからないなどのメリットがある。従来型の温度ロガーと比較し、圧倒的に低価格で提供可能。コールドチェーン(冷凍冷蔵物流)に最適なソリューションとして提案を進める。
エム・アールエフは、創業31期目に入った。今後、防衛関連ビジネスなどを成長させていくことで、「5年後には年商100億円を目指す」(佐伯社長)。








