2026.02.06 ナノイー技術、人体に有害なカビ毒を不活化 効果を実証 パナソニック
高温多湿な環境で発生しやすいカビから産生されるカビ毒にも、ナノイー技術の抑制効果が確認された
パナソニックは、カビ研究の権威であるベトナムの応用バイオテクノロジー研究所(Applied Biotechnology Institute=ABI、ベトナム・ホーチミン)監修のもと、人や動物の健康に悪影響を及ぼす代表的なマイコトキシン(カビ毒)3種(アフラトキシンB1、グリオトキシン、ステリグマトシスチン)に対し、ナノイー(帯電微粒子水)技術による不活化効果を実証した。
マイコトキシンは、高温多湿の環境下でカビが産生する毒素の総称。WHO(世界保健機関)によると、食品を介して一定量摂取された場合、急性中毒や免疫低下にとどまらず、がんを引き起こす可能性があるとされる。
空気中を漂う微小粒子(エアロゾル)に付着したマイコトキシンを繰り返し吸い込むことでも、健康へ悪影響を及ぼすという。
エタノールでは分解されにくく、カビを拭き取ったとしても毒素は残ると言われる。
同社では、年間を通じて高温多湿でカビが発生しやすい環境のベトナムで調査を実施。一般家庭のリビングや寝室の空気を採集してカビを培養したところ、マイコトキシンを産生する可能性をもつ複数のカビ属が検出された。
続いて、代表的なマイコトキシン3種に対する効果検証を行った結果、ナノイー技術により、試験空間(45 L)で5分後90%以上を不活化した。
さらに生活空間に近い広さ(約6畳/21㎥)では、アフラトキシンB1に対して48時間後90%以上(24時間では70%以上)の不活化を確認した。
応用バイオテクノロジー研究所 ファム・グエン・ドゥック・ホアン博士は「ナノイー技術がマイコトキシンを不活化できることが科学的に確認された。ナノイー技術は室内の空気質を改善し、カビ由来の健康リスクの低減効果が期待できる技術だと考えている」とコメントを寄せた。
パナソニックによると、検証は試験条件による結果で、実使用空間における効果を検証したものではないとしている。また、症状悪化の一因となる化学物質への効果を検証したもので、症状悪化そのものに対する効果を検証したものでもないとする。








