2026.02.12 丸文、工場のAIカメラを「ノーコード」運用可能に、外部業者要らず
村田製作所のAIカメラ
工場で作業ミスが起きないかなどを監視する人工知能(AI)カメラを、プログラミング言語の専門知識が不要な「ノーコード」の手法で運用できるシステムをエレクトロニクス商社の丸文が販売開始した。外部の専門事業者に委託しなくても、生産現場主導で低コスト、迅速に利用できるとする。
「エッジAIカメラによる工程作業モニタリングシステム」という名称で、電子部品大手の村田製作所とAI開発の環境を提供するRUTILEA(京都市中京区)が共同開発した。
ノーコードはパソコンから一般の業務ソフトなどと同様の操作画面であるグラフィカル・ユーザー・インターフェイス(GUI)で直感的に扱え、わざわざプログラミング言語を学んでコンピューター向けの命令であるコードを記述する必要がない。今回のシステムはこの手法で現場担当者が設定を済ませられる。
設定内容をもとに村田製作所のカメラ最大10台で、作業者の動きや使用する工具、部品などを認識。手順ミスや作業の抜け漏れが発生した瞬間に検知して教え、不良品の流出を未然に防ぐ。作業時間を自動で記録、リスト化し熟練度の定量的な評価や生産計画への反映も可能。さらに離れた場所から管理者による確認ができる。
データセンターで動作するクラウドAIではなく、工場内で完結して動作するいわゆるエッジAIを生かしており、映像記録などもローカルサーバーに保存する。なお、ほかの機器やシステムと連携でき、機密性の高設備稼働監視や状態監視、無線ICタグなどを使い人間や物品を自動識別するAuto-ID、在庫進捗から工程の進行を一元管理するクラウド型生産管理システムとも組み合わせられる。









