2026.04.08 エチレン設備、停止回避綱渡り 調達多様化、価格転嫁で対応 大手化学

鹿島臨海工業地帯に位置し、エチレンなどを生産する三菱ケミカルの茨城事業所=2025年12月、茨城県神栖市

 大手総合化学メーカー各社が、中東危機を受け、日常生活に欠かせないプラスチックや合成繊維の原料となるエチレンの生産設備の停止回避へ綱渡りの対応を続けている。生産設備は一度停止すると再稼働に1カ月強かかるとされ、各社は減産で対応。原料のナフサの調達先を中東以外に多様化するとともに、コスト増分の価格転嫁で稼働継続に必要な採算の確保に必死だ。

 「(生産設備の)稼働を止めざるを得ない状況になるのが一番の課題。4月はぎりぎりいけると思っ...  (つづく)