2026.04.17 体験型コンテンツ開発のNeoRealXなど4社、ガス漏えいを「AR×レーザー」で可視化

作業者はガス漏えいという「見えないリスク」を直感的に把握できる(写真はイメージ)

 体験型コンテンツの開発を手がけるNeoRealX(東京都港区)は、ENEOSグローブや新コスモス電機、東京ガスエンジニアリングソリューションズと共同で、AR(拡張現実)技術とレーザーガスの検知技術を連携しリアルタイムでガス漏えいを可視化するシステムを開発したと発表した。作業者の判断を支援し、事故の未然防止につなげる。

 今回開発したシステムは「Laser Gas Visualizer」。AR技術とレーザーガス検知技術を統合し、リアルタイムでガス漏えいを「見える化」する。遠隔検知で得られる「線情報」を、作業者がその場で理解できる「空間情報」として提示することで、検査の精度と効率を向上させる。

 使用者はレーザーガス検知器付きヘルメットを装着し、視線方向とレーザー照射方向を一致させることで、ハンズフリーで検査を行う。検知データに基づき、ARグラスを通してガスの存在を示す情報が視界内に重ねて表示させる。使用者の動きに応じて表示は空間的に維持され、ガスの存在位置を手がかりに効率的な探索が可能となる。

 これにより、従来は熟練者の経験に依存していたガス漏洩の把握をより直感的で再現性のある形で行うことが可能になる。

 今後は、フィールドテストなどを通じて早期の実用化を目指すとともに、メタンガスに加えアンモニアなど、レーザー式検知が可能なガス種への応用拡大も検討していく。さらに、同技術をガス漏えい事故未然防止に寄与するソリューションとして発展させ、国内外のインフラ・産業分野での安全性向上に貢献していく。