2026.06.15 【人とくるまのテクノロジー展 2026 NAGOYA特集】ケル 「高速通信」「ハイパワー」軸に最新製品紹介

JIシリーズ

 ケルは、自動車の技術進化に向けた製品開発を強化している。同社は「人とくるまのテクノロジー展 2026 NAGOYA」に出展し、「高速通信」「ハイパワー」をテーマとして駆動系や制御系の各種アプリケーションに向けた製品提案を行う。

 同社の名古屋展出展は今回が3回目となる。高速通信対応では、開発中の0.5mmピッチ・スタック接続用コネクター「JIシリーズ」を出品する。統合ECUやHPC(ハイパフォーマンスコンピューター)などの用途に向け開発を進めている高速伝送用コネクターで、伝送特性はスタックでPCIe5.0相当。極数は20~200極。スタック高さ10~35mm。電源端子はなしまたは4ピン。フローティング量は最大X、Y±1.2mm。電流容量は、1ピン当たり6A(電源)。使用温度範囲-40~+125℃。

 ハイパワー対応では、開発中の大電流バッテリー用コネクター(大電流ドロワーコネクター)「FGシリーズ」を紹介する。大電流を伴う設備のバッテリーと本体の接続に向けた製品で、信号端子は2点接触、電源用端子は8点接触による高い接触信頼性を有している。電源用端子は1端子につき40~50Aの対応を予定。極数は電源用端子2極、信号用端子6極を予定。X方向に±3.5mm、Y方向に±2.8mmの誘い込み機構を搭載。プラグ側コネクターのねじ止め部分の可動により最大XY方向±0.7mm吸収が可能。FGシリーズは今年6月の販売開始を予定し、 小型電動モビリティーなどの本体とバッテリーの接続用圧着ケーブルコネクターとして提案する。

 このほか、フローティングコネクターの「DTシリーズ」や電源端子付き「DTーEシリーズ」、1.5mmピッチ・ドロワーコネクター「FASシリーズ」、インパネ周りなど映像機器接続用途で引き合いが増加している0.4mmピッチ細線同軸コネクター「ASLSシリーズ」など多彩な製品を紹介する。