2026.08.28 空調・冷熱設備管理の省力化ソリューション、中小規模施設向けに提供へ 日立GLS

日立GLSが中小規模施設向けの空調・冷熱設備管理ソリューションを提供する

 日立グローバルライフソリューションズ(GLS)は、中小規模施設向けの空調・冷熱設備管理ソリューション「exiida Fit(エクシーダ フィット)」を2027年1月から提供開始する。空調・冷熱設備の遠隔監視やAI(人工知能)を活用した簡易点検・予兆診断の機能を集約したソリューションで、導入しやすい価格で設備管理業務の効率化を支援。データを活用した設備の状態の可視化に加え、設備管理の省力化や安定稼働を実現する。

 近年、小規模施設を中心とした労働力不足やエネルギーコスト上昇、冷凍・空調設備の保守業務効率化などが課題となっている。これに対応するため、遠隔から設備状態を把握し、故障予兆による事業継続性の向上や点検業務を効率化できるデジタルソリューションのニーズが高まっている。

 同社は、空調・冷熱設備の開発や保守サービスに加え、日立のビルマネジメント分野の次世代ソリューション群「HMAX for Buildings」の空調ソリューションの一つとなる「exiida」を通じて 、多拠点・大規模施設向けに設備運用の高度化を支援してきた。エクシーダ フィットは、これまで培ってきたノウハウを活用し、中小規模施設での設備管理業務の効率化を支援するソリューションとなる。

 パッケージエアコンで最大10系統までの監視に対応し、中小規模施設での労働力不足や設備管理業務の負担軽減に貢献する。遠隔監視や簡易点検、予兆診断などの機能を集約し、導入しやすい価格帯と運用性を実現した。

 設備の運転データやアラーム履歴をクラウド上で一元管理し、設備の稼働状況を遠隔から確認できる。異常発生時にはメールやSMSで通知するため、迅速な対応が可能だ。

 対象設備では、これまで3カ月に1回以上必要だったフロン排出法に基づく簡易点検の代替が可能となり、保守管理業務の負担軽減に貢献。常時監視システムで取得したデータに対してAIを活用した冷媒漏えい判定にも対応する。

 AIを活用した設備データの分析により、異常の兆候を早期に検知し、故障発生前の効率的な保守の支援も実施。設備の突発停止リスク低減に貢献する。

 同社は、エクシーダ フィットを通じ、中小規模施設での設備管理業務のデジタル化と省力化を推進していく。今後、設備のライフサイクル全体を支援するソリューションメニューの拡充に加え、設備データに日立が培ってきた設備運用・保守のドメインナレッジと先進AIを組み合わせた機能強化を進めていく計画だ。