2026.10.21 NTN、工作機械の高度化を後押し 「日本国際工作機械見本市」で新製品紹介

NTNが「日本国際工作機械見本市」に展示する工作機械用センサー内蔵軸受ユニット

 NTNは、26~31日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれる「第33回日本国際工作機械見本市 」(JIMTOF2026)に、工作機械の高速化、高精度化、カーボンニュートラル実現に貢献する最新技術を出展する。

 特に主軸用軸受分野では、温度・振動・荷重センサーを組み込んだ工作機械主軸向けセンサー内蔵軸受ユニットを紹介するほか、高速・長寿命グリース「SP-1」、高速・重切削対応の円筒ころ軸受、高速・重切削工作機械主軸向け高速アンギュラ玉軸受「HSHタイプ」などを展示する。

 これらの製品は、既に受注や納入で実績を積むほか、一部は来春にも納入を始める予定だ。今回の展示を通じ、さらに受注活動に注力していく。

 また、軸受自体が設備状況を伝えるセンサー機能内蔵の「しゃべる軸受」、設備の振動データを常時監視する状態監視システム(CMS)、ポータブル異常検知装置などを出展する。軸受の温度・振動・荷重データをリアルタイムで収集・可視化することで、異常予兆の把握や予知保全を実現できる。これにより、設備停止リスクを低減し、生産性の向上に貢献していく。

 NTNの工作機械事業では、軸受単体の提供にとどまらず、「高速加工」「重切削」「状態監視」「予知保全」「省エネルギー化」を総合的に支えることを目指している。

 最近では、グリース潤滑による省エネ技術やセンシング技術を活用したスマートメンテナンスに注力しており、工作機械メーカーやユーザーが求める生産性の向上とカーボンニュートラルの両立に取り組んでいる。JIMTOFでは、こうした新製品・技術を紹介し、工作機械産業の次世代スタンダードを提案する企業としての存在感を示したいという。