2022.12.29 LIBの安全性向上に貢献  釘刺し試験でセパレーター挙動可視化の技術を確立 日本ゼオンが早大と共同で

 日本ゼオンは、早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構による、リチウムイオン二次電池(LIB)の釘(くぎ)刺し試験(短絡安全性試験)におけるセパレーター可視化に共に取り組み、その技術の確立に貢献した。

 セパレーターは電池内の正極材と負極材の間に配置され、リチウムイオン伝導を確保しつつ、電極間の短絡を防止する役割を併せ持つLIB主要材料の一つ。近年、LIBの安全性向上に関する技術が着目され、セパレーターの熱特性と強度の向上が求められ...  (つづく)