2020.02.19 【ルームエアコン特集】シャープ L-Xシリーズ クラウドAIで睡眠に合わせ運転
プラズマクラスターエアコン「AY-L40X2」
シャープは、主力のプラズマクラスターエアコンL-Xシリーズをはじめ、空気清浄機能を大幅に強化した「Airest(エアレスト)」など、幅広い商品陣容で臨む。
L-Xシリーズは、業界で初めてクラウドAI(人工知能)による睡眠のステージ(段階)に合わせた運転制御機能を様々な業界に睡眠ソリューションを提供するニューロスペースと共同開発した。
人は睡眠の前半と後半で温湿度の感じ方が異なるため、クラウドAIが睡眠の各ステージに合わせて設定温度を細かくコントロールする。
さらに、気象予報を活用した制御も加え、標準的な冷房の使い方と比較して積算消費電力量を約20%削減できる。
あわせて、好みの設定温度には個人差があるため、リモコン操作の履歴や「COCORO AIR」アプリケーションを通じたアンケートによるフィードバックをクラウドAIが学習することで、一人一人に合わせた快適な睡眠環境を実現していく。
また、日中の制御では天気予報を活用した先回りの省エネ制御を図るなど、クラウドAIによる賢い制御で省エネを追求しつつ、睡眠環境まで踏み込んで快適制御を実現。差別化を図っていく。
クラウドAIによる最適制御は、普及モデルまで全機種で使えるようにし、寝室・子ども部屋まで含めた各部屋の省エネ・快適環境の実現を目指す。
このほか、昨年末の商戦から投入したエアレストはエアコンの新たな切り口として提案するもので、 空気清浄機に使われている集じん脱臭フィルタと送風機(シロッコファン)を応用して、ルームエアコンで初めて空気清浄機の業界基準(JEMA規格)に適合した(適用床面積55畳)。
【ルームエアコン特集】目次
●高付加価値品販売で利益重視へ
●流通動向 夏モノの売り場転換急ぐ 早めの需要刈り取りへ
●パナソニック「エオリア」Xシリーズ 最高濃度「ナノイーX」搭載
●ダイキン工業「うるさらX」 水内部クリーン 結露水で洗浄
●富士通ゼネラル「nocria」Xシリーズ ダブルAIシステム採用
●三菱電機 霧ヶ峰FZシリーズ 各種技術採用で汚れ防止
●シャープ L-Xシリーズ クラウドAIで睡眠に合わせ運転
●コロナ Wシリーズ 年間の快適性追求