2025.01.08 「同時並行で進める」 EV「アフィーラ」日本展開、ホンダ拠点活用も視野 ソニー・ホンダ

予約サイトのQRコードにスマホを向けて「今すぐ予約を」と促す山口副社長

受注を開始した「AFEELA 1」受注を開始した「AFEELA 1」

 【ラスベガス(米ネバダ州)=CES取材班】電気自動車(EV)「AFEELA 1(アフィーラ ワン)」の受注を開始したソニー・ホンダモビリティの山口周吾副社長は7日(現地時間)、2026年内に日本での納車開始を予定していることについて、「米国での発売と同時並行で進めている」と語った。米国では25年内に発売し、26年半ばの納車開始を予定している。ほとんど同じタイミングで日本でも納車される見通しだ。

 同社は7日にプレスカンファレンスを開催。登壇した山口副社長は、米国カリフォルニア州トーランスとフリーモントに、アフィーラ ワンを試乗できる拠点を設けることも発表。オンライン予約からの直販を基本とするため、購入前に試乗できる拠点の整備を重視している。当初はカリフォルニア州のみの販売だが、今後はエリアの拡大も進めていく方針。

 日本での発売について山口副社長は「エリアを絞らず全国で販売していく」とし、ホンダ販売拠点の活用なども視野に入れている。

 ソニーグループとホンダが出資するソニー・ホンダは、アフィーラ ワンの受注を6日(現地時間)から米国で開始。8万9900ドルの「オリジン」と10万2900ドルの「シグネチャー」を用意している。