2025.05.04 【大阪・関西万博の“戦略的”歩き方㊦】AIアートなど最新技術 予約不要な海外パビリオン、ねらい目は夜
海外パビリオンは大屋根リングの内側に集まっている
ゴールデンウイ―ク(GW)期間中は、10万人を超えるほどの多くの来場者でにぎわう大阪・関西万博。限られた時間でより多くのパビリオンやイベントを体験するには、計画的な行動が欠かせない。さまざまな国の最新技術に触れられる海外パビリオンや、万博ならではのイベントの入場方法を事前に把握することで、効率的に万博を楽しもう。
自由に出入りしやすい海外パビリオン
海外パビリオンは、約160の国や地域が出展し、会場のシンボル「大屋根リング」の中に位置する。予約制が多い国内パビリオンとは異なり、比較的自由に入りやすいのが海外パビリオン。各国の文化や食べ物、最先端の技術に触れることができ、ちょっとした海外旅行の気分を味わえるのが醍醐味だ。
一部を除き、多くは予約不要。ただ、人気のパビリオンは待ち時間が長くなりがちで、順番待ちに制限がかかることもあるので注意が必要だ。
スイスはAIのシャボンアート
連日多くの来場者が訪れるアメリカ館は、NASA(米航空宇宙局)のロケット打ち上げを再現した没入型の展示や、「月の石」を披露している。夕方には新規の受付を停止することもあるため、早めに並んでおきたい。

スイス館は、来場者が話した未来のビジョンを、AI(人工知能)を使ってシャボン玉のようなアートに変身させる展示が人気だ。スイスの大学やスタートアップによる展示もあり、環境負荷を抑えた生態系を監視するロボットなどが見られる。待ち時間の短い夜の来場が狙い目だ。
「AI×音楽×照明」
韓国館では、リアルタイムにAIが集めた来場者の声を音楽に作り替え、照明と連動したパフォーマンスを体験できる。事前予約のほか、当日先着順での入場も可能だ。
イベントも多数
会場内で開催しているイベントの参加には事前の抽選、予約で入ることができる。初日には最大1万6000人が収容できるアリーナ「Matsuri」でAdoが、4月下旬には相川七瀬などがライブを開催。人気が高いイベントは早めの予約が必要だ。
