2025.05.20 IIJが白井DCCに3期棟増設 「水冷Ready設計」採用
白井DCC3期棟完成イメージ
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、千葉県白井市で運用しているデータセンター(DC)「白井データセンターキャンパス(白井DCC)」に新たに3期棟を増設する。6月1日に着工し、2026年度中の運用開始を予定している。デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進やAI(人工知能)活用の進展に伴う、クラウド、セキュリティー、IoT、MVNOの自社サービス・ソリューションの需要拡大に対応するため、3期棟でサービス設備のさらなる増強を進める。
同社では、主として自社サービス設備用に全国16カ所のDCを運用している。うち松江と白井は、自社保有。自社サービス需要の増加に伴い、自社保有DCの設備を拡張、賃貸DCスペースを自社保有DCに順次集約することで、効率化を図っていく。
コンテナ単位で増設
松江データセンターパークは、11年から運用開始し、これまでに国内初の外気冷却コンテナユニットの採用、太陽光発電運用など環境面の強化を進めてきている。また、需要に応じたコンテナ単位での増設を特徴としている。6月からはシステムモジュール新棟が稼働の予定だ。
今回、着工する白井DCCは、エ... (つづく)