2025.07.15 建設DXのスパイダープラス 労務から資材まで現場の課題解決を総合支援
発表会に臨む(左から)スパイダープラスの鈴木雅人副社長、伊藤謙自社長、須藤正司プロダクト企画本部長=東京都港区
建設現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するサービスを手がけるスパイダープラス(東京都港区)は、従来から提供するサービスや機能を新たなプラットフォームに統合すると発表した。建設分野で拡大するDXのニーズに応える基盤で、年内をめどに提供を始める計画だ。
新たに提供するプラットフォームは「SPIDERPLUS Workspace(スパイダープラスワークスペース)」。労務や安全管理の高度化など建設業界が抱える多様な課題の解決を後押しする。
具体的には、帳票をデジタル化する「S+Report」、工程や進捗を管理する「S+Project」、図面共有やチャットなどのコミュニケーションツール「S+Collabo」を標準機能として搭載する予定。
建設業界は、現場従事者の不足や建設工事の複雑化といった課題に直面。デジタル技術を活用して業務プロセスを変革する対応が求められている。
そこで同社は、建設現場が抱える課題を、労務・安全に関する「ヒト」、施工管理を表す「コト」、資材・機材管理を指す「モノ」という3つに整理。プラットフォームに統合したサービスで、これらを支援する。
鈴木雅人副社長は、「中長期的には、今回のプラットフォームはスパイダープラスのメイン事業として寄与する」と力を込めた。