2025.08.28 【電波新聞社 全国地域店アンケート】リフォームへの取り組み
「リフォーム提案を重視」7割
電波新聞社はこのほど、全国の地域店に対してリフォームに関するアンケート調査を実施した。それによると、7割の地域店がリフォーム提案を重視しており、リフォームに関する関心の高さ、家電品以外の構成を高める、家電品との相性がよいなどの理由から注力していることが分かった。
一番の売り上げ「トイレ」31店
Q1では、リフォーム提案を重視しているか聞いた。回答のあった地域店の70%が重視しており、残りの30%が重視していないと回答した。
Q2では、現在のリフォームの売り上げの構成比を聞いた。一番多かったのは「1割以下」で42%、次いで「2割程度」が37%、「3割程度」が15%となった。構成比が「6割程度」が2%、「4割程度」も4%あった。
Q3では、Q2で販売が伸びている理由を尋ねた。「需要が大きいため」「窓補助金があるから」「便座がアラウーノへ移行している。エコキュートの設備がある」「アプローチの強化」「業者内競争で」「お客さまがリフォームする時、相談する相手がいない」などの理由が挙げられた。
Q4では、リフォームの売り上げで最も構成の大きい商品について聞いた。「トイレ」が最も多く31店、次いで「室内改修」が13店、「洗面台」12店、「バス」11店、「キッチン」10店、「内窓」8店などとなっているほか、外壁塗装や屋根塗装もみられた。
Q5では、リフォームに注力する理由を聞いた。「リフォームの関心が高い」が16店、「家電以外の構成を高めたい」「家電製品との相性がよい」がいずれも13店、「リフォームの提案を重視している」が12店となった。そのほか「補助金が出ている」が8店、「家電販売が伸び悩んでいるため」が7店あった。
Q6では、リフォーム提案を重視している時期について聞いた。「10月頃」が12店で最も多く、「2月頃」8店、「4月頃」7店、「3月頃」6店、「11月頃」「1月頃」がいずれも5店になっており、季節の変わり目を前にリフォーム提案を行っていることが分かった。また、「その他」が18店あった。
Q7では、Q6で答えた時期を重視する理由を聞いた。「閑散期の売り上げ確保のため」「どのタイミングでお客さまが考えるか分からないので、常に話をするようにしている」「閑散期と補助金」「8月の盆明けから提案」「季節的に過ごしやすいうちに」「通年商材と位置付けている」などの理由が挙げられた。
PR方法「チラシ・ニュースレター」25店
Q8では、リフォームで問題になっていることについて聞いた。「商品の高騰」が一番多く18店、「知識が不足している」が14店、「PR不足」が13店、「協力業者がいない」7店、「技術力」6店、「作業に時間がかかる」4店となっている。
Q9では、リフォームのPRについて聞いた。「実施している」が66%と多くの店でリフォームをPRしているが「PRしない」22%と「今後実施したい」が12%となっている。
Q10では、Q9で「実施している」「今後実施したい」との回答の店に、PR方法について聞いた。「チラシ・ニュースレター」が最も多く25店、「訪問時の提案」が19店、「店内での展示」が12店、「合展・個展など催事」10店、「SNS・HP」が7店、「ショールーム活用」が5店あった。
Q11では、リフォーム関連で補助金やキャンペーンを利用しているか聞いた。「補助金」が最も多く45%、「キャンペーン」10%、「両方利用」が32%で、多くの地域店で補助金やキャンペーンを活用した提案を行っている。
Q12では、リフォーム成約につなげるため工夫していることについて聞いた。「日々の提案力強化」「声がけ」「ニュースレターに事例を載せている」「訪問時に必ず一言」「家電設置時に提案(家に入るので特に窓など)」「手軽さと感動を提案する工夫」「社員教育」などが挙げられた。