2025.10.16 個室向けLEDシーリング、普及価格品投入 パナソニック
パナソニックは、2027年9月末の蛍光灯の生産終了を控え、シーリングライトをはじめLED照明の多様な商品展開を加速し、普及に弾みをつけていく。9月からは文字も画面も見やすい、普及価格のパルックLEDシーリングライト「シンプルシリーズ」を投入し、主に個室用途として提案している。
日本照明工業会(JLMA)の調査(25年8月Web調査/n=10000)によると、住宅用照明のLED化率は55.6%で、まだ半分程度が蛍光灯器具など非LED照明を使用している。これを使用場所(部屋)ごとにみると、メインのリビング、ダイニングは6割前後と比較的LED化が進んでいるものの、子ども部屋、寝室といった個室が54.3%にとどまっている。
新製品は、普及価格を実現しつつ、特許を取得している文字くっきり光とパソコンくっきり光を搭載し、文字も画面も見やすい高品質なあかりを提供する。個室のLED化を進める商品として提案を強化していく。
パソコンくっきり光は、独自の技術で青白さを抑え、黒を際立たせたあかりで、パソコン(PC)やスマートフォン、タブレットの画面が見やすい光色(5000K Duv-4)となっている。在宅ワークでのPC作業やリビング学習などに向いている。
文字くっきり光は、文字が見やすい色温度(約6200K)と明るさで小さな文字もくっきり見える光となっている。読書や勉強に最適なあかりとなっている。
リモコン操作で、全灯時の約1.2倍に明るさがアップする機能もあり、細かい手作業や文字を読むときなど、より明るさが欲しいときに便利だ。
6畳/8畳タイプはコンパクトな直径45㎝(10/12畳は50㎝)で、るすばんタイマーを搭載する調光・調色タイプのほか、調光・調色タイプ、調光タイプの3タイプから選べる。
市場想定価格は9900~1万5300円(売れ筋の8畳調光調色タイプが1万2000円程度)。月間2万台の販売を目指す。