2025.12.10 旭化成、最先端半導体向け感光性絶縁材料がTSMCのアワードを受賞

表彰式の様子(㊧が山岸専務執行役員)

 旭化成は、最先端半導体向けの感光性絶縁材料「PIMEL(パイメル)」が、台湾TSMC社のサプライヤー表彰「2025 TSMC Excellent Performance Award」を受賞した。最先端半導体への製品貢献が評価された。

 同社の受賞部門は、「Excellent Technology Development&Production Supporting in AP Material」。同賞は、先端半導体パッケージ材料における革新的な技術開発と生産支援において、優れたパフォーマンスを発揮したサプライヤーに送られる。

 表彰式は、11月25日に開催された「TSMC 2025サプライチェーン・マネジメント・フォーラム」の中で行われ、同社を代表し、山岸秀之専務執行役員マテリアル領域長が表彰された。

 パイメルは、半導体素子の表面保護膜、バンプ用パッシベーション層、再配線用絶縁層として、世界中の半導体メーカーで採用実績を持つ液状の感光性樹脂材料。耐熱・耐薬品性、電気・機械特性に優れた素材で、次世代パッケージ技術の要求にも対応できる各種製品ラインアップをそろえている。

 同社は、パイメルを含む「エレクトロニクス事業」を、「中計経営計画2027 ~Trailblaze Together~」の中で「重点成長」と位置付け、顧客要求を満たす製品開発の推進ととともに、新工場建設など積極的に投資している。