2026.01.26 HIOKIの25年12月期、EV・蓄電池需要の堅調で増収確保 

 HIOKIが発表した2025年12月期の連結決算は、増収減益となった。電気自動車(EV)や蓄電池関連の需要が堅調に推移した動きを追い風に、売上高が前期比3.2%増の405億円となった。一方で営業利益は、同9.8%減の67億円にとどまるなど、利益面では伸び悩んだ。

 利益面では、創業90周年記念事業に関連した一過性の費用やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に伴う計画的な投資が響いた。純利益は、同11.8%減の54億円だった。

 売上高を製品別にみると、自動試験装置が同0.4%増の35億円、記録装置が同5.5%増の61億円、電子測定器が同3.9%増の201億円、現場測定器は同0.2%増の83億円となった。

 バッテリー市場は、EVや蓄電システム向けの底堅い需要を受けて、前期比で売上高が増加した。モビリティー市場やコンポーネント市場は、EVタイプの多様化や農業・建設用車両の電動化の進展、さらには半導体セクターの需要増が寄与し、いずれも前期を上回った。

 一方、エネルギー市場では、売上高が電力会社向け需要の好調を背景に中国や東南アジアで増加したものの、韓国の落ち込みが響き、全体としては前期並みの水準にとどまった。

 地域別では、中国の売上高が前期比で大幅に増加し、インドや国内も伸長した。韓国は、年央の政情不安の影響を受けて大きく低迷し、9月以降に売上高が回復したものの、年間では前期を下回った。米国や欧州も前期の水準を下回る結果となった。      

 26年12月期の連結業績は、売上高が同6.1%増の430億円、営業利益が同13.1%増の76億円、純利益が同9.9%増の60億円と、増収増益を見込む。