2026.02.05 イリソ電子工業の25年4~12月期、2桁の増収営業増益 パワートレインやエネルギーマネジメント向けの販売が増加
イリソ電子工業の2026年3月期第3四半期(25年4~12月)連結業績は、2桁の増収営業増益となり、売上高は第3四半期単独(25年10~12月)と同期累計(25年4~12月)ともに過去最高を更新した。モビリティーやインダストリアル向けの売上げが好調に推移し、業績をけん引した。
25年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比11.8%増の471億2900万円、営業利益が同15.1%増の44億6700万円、経常利益が同17.9%増の50億7400万円、当期純利益が同27.0%増の37億400万円。第3四半期単独の営業利益率は10.8%まで改善した。材料費高騰や秋田新工場への先行投資を減価低減と構造改革効果などでカバーした。
市場別売上高は主力のモビリティ市場は前年同期比9.5%増の398億3600万円となり、特にパワートレインは中国での需要が堅調で第3四半期単独・同期累計ともに売上げが過去最高を更新した。インフォテイメントも液晶パネルやIVI用、ECU用の高速伝送対応可動BtoBコネクターが堅調だった。
コンシューマー市場は、ゲーム機向けが減少し、同3.6%減の34億6100万円。ゲーム機向けは、今年度上期の米関税政策を見据えた前倒し発注の反動で、3Qの落ち込みが大きかった。
インダストリアル市場は、エネルギーマネジメント分野向けの販売増や、日本顧客のFA関連機器向けが増加し、同73.3%増の38億3200万円と大きく増加した。
今年度通期の連結業績予想は従来予想を据え置いた。鈴木仁社長は「現状では上振れ余地はあるが、中国の2月中旬の旧正月に向けた生産調整や材料費高騰の影響を見極めるため、売上高、利益ともに計画を据え置いた」と述べた。








