2020.10.20 【CEATEC特集】CEATEC ONLINEの歩き方ツールを使い効率良く回る

出展者のチャンネルがランダムに表示され、ぶらり歩きができるCEATEC GO

 そうはいっても、膨大な出展者の中から目当ての展示を見つけ出すのも大変だ。限られた時間の中で効率良くソリューションを見つけ、さらに企業担当者とコミュニケーションを取りたいケースも出てくるだろう。こういった課題を解決するために、CEATECオンラインでは使いこなすためのツールを用意。このツールを使いこなせば、より効率良く展示会を回れるようになる。

 検索や履歴機能で

 今回は完全オンラインになるため、実際の展示会場を回る場合とは違った苦労がある半面、オンラインの良さを理解すれば効果的に回覧できる。

 まずは検索機能だ。Webページでは当たり前の機能だが、企業名や団体検索から出展ジャンル、製品名やソリューション名、個別のワード検索などもできる。あいまいな情報からも企業やサービスなどを特定しやすくした。

 履歴機能も使いこなせば、大きな武器になるだろう。来場するにはID登録が必須になるため、展示会場をどのように動いたかの証跡が分かるようになる。自身のマイページでは、企業ブースや展示チャンネルの訪問履歴の確認から「いいね!」を押した企業や展示の確認、個別にコミュニケーションをした履歴といったところまで確認できる。

 同じブースに何度も踏み入れてしまうこともなくなるだけでなく、少し気になって再訪問しようとした際にも簡単にブースに行きつける。また、回っていないブースなどもすぐに確認できるため、時間を有効に活用できるだろう。

 履歴機能は来場者だけでなく出展者にもメリットが多い。今までの展示会では毎回バーコードの読み取りなどが必要になっていたが、ほぼリアルタイムで来場履歴が確認できる。どの展示に人気があるかといった状況もすぐに分かる。誰がどの展示に興味を持ったかも分かるようになるため、具体的なアプローチもしやすくなるはずだ。

 チャット機能用意

 リアルタイムコミュニケーションにもこだわった今回は、展示チャンネルごとにチャット機能を用意している。開催期間中は展示内容などについて、直接出展者に質問を投げかけられる。

 さらに展示チャンネル内にはプレゼンテーション機能があるので、開催期間中にプレゼンテーションを視聴できる上、質問なども投げかけられる。

 ぶらり歩きできる

 こうしたツール群を使いこなせるかも展示会を最大限生かせるかどうかを左右する。

 一方でリアルの展示会では、会場をぶらぶらと歩きながら新たな展示を発見することもある。これをオンラインで実現することは大変ではあるが、今回はぶらり歩きができる「CEATEC GO」と呼ぶツールを用意している。

 この機能は全展示チャンネルを対象に、ランダムに見て回れるようにするもの。各企業や団体が登録している紹介画像を見ながら、新たな出会いができるようになる。鹿野氏も「CEATEC GOはぜひ使ってもらいたい」と強調している。