2021.03.18 【九州・山口産業特集】1月鉱工業生産指数105.1基調判断「持ち直している」
九州経済産業局(福岡市博多区)が10日発表した1月の鉱工業生産指数(季節調整済み)は105.1で、前月比6.5%増と2カ月ぶりに上昇した。同局は生産の基調判断を「持ち直している」としたが、前年同月比は0.2%減で16カ月連続の低下だった。
全13業種中、上昇したのは汎用・生産用・業務用機械工業▽輸送機械工業▽電気・情報通信機械工業▽金属製品工業など9業種。そのうち半導体製造装置などの汎用・生産用・業務用機械工業は前月比が12月の14%減から26.3%増に転じ、前年同月比も9.9%増に。半導体・IC測定器、電気照明器具などの電気・情報通信機械工業も前月比13.2%増とプラスに転じた。
低下したのは、鉄鋼・非鉄金属工業など4業種だった。
主力産業の自動車生産では、台数が11万5555台と前月比3.9%減、前年同月比も3%減になった。IC生産は、数量で4億4875万個と前月比9.9%減、前年同月比16.7%減に。生産額は623億1000万円で前月比11.1%減、前年同月比17.6%増となった。