2021.11.26 「無線給電」の取り組み披露横浜の展示会で市場巡り動き相次ぐ

ミネベアミツミが手掛けるインフラ点検用車両

 充電ケーブルなどから解放される、ワイヤレス(無線)給電技術への注目が高まっている。その取り組みなどを紹介する企画が11月、横浜市のパシフィコ横浜であった。マイクロ波技術をめぐるイベント「MWE2021」の一角。屋内でのワイヤレス給電に関する規制緩和を視野に、研究などに取り組むコンソーシアム(事務局・京都大学内)の会員企業や大学らが参加し、最新動向を披露した。

 パナソニックやオムロン、連携して評価キットを作る丸文・日本航空電子・日本ガイシ、リチウムイオン二次電池に取り組むニチコン、インフラ点検を手掛けるミネベアミツミ、宇宙太陽光発電システムを目指す開発状況などが紹介された。

 ワイヤレス給電をめぐっては先日も、ソフトバンクや情報通信研究機構(NICT)、京大、金沢工業大学が連携し、携帯の基地局を使って給電する技術開発を打ち出すなど、動きが相次いでいる。
(29日付の電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します。)