2019.12.10 【ルームエアコン特集】富士通ゼネラル 「nocria」Xシリーズ 複眼輻射センサーを搭載 AI連携で床温度検知し吹き分け
「nocria」Xシリーズ
富士通ゼネラルは、エッジAI(人工知能)とクラウドAIの連携に加え、床温度を検知する複眼輻射センサーを搭載した「nocria」Xシリーズを訴求する。
Xシリーズは、ユーザーによるリモコン操作や室内の温湿度、部屋(建物)の暖まりやすさ、冷えやすさ、気象情報などといった様々なデータを、クラウドとエアコン本体に搭載するAIが連携して学習する。
複眼輻射センサーで検知する室内の床温度も新たに学習することで、ユーザーの好みや体感温度の予測精度をさらに高め「オーダーメイド快適」を実現する。
複眼輻射センサーで収集したデータと、ユーザーの過去の運転データ、気象情報などをAIが学習。建物環境や日射の影響などにより室内に温度ムラができる時刻、場所を予測し、自動的に気流を吹き分ける。温度ムラが発生する前に先回りして気流を吹き分けるため、不快な時間をつくらずに室内全体を快適に保つことができる。
専用アプリ「どこでもエアコン」をスマートフォンなどにダウンロードすることで、運転状況や電気代の確認、外出先からのオン/オフなどの機能を利用できる。故障通知機能も備え、故障発生時に機種名やエラーコードをスマホに通知、修理受け付けフォームへ自動的に情報が反映され、すぐに修理依頼できる。
エアコン内部の熱交換器を55度で10分間加熱し、カビ菌や細菌の除去を行う独自の「熱交換器加熱除菌」や、室温気流と冷暖房気流を制御し暖房時に足元を暖め、冷房時は部屋の隅々まで冷気を届ける「デュアルブラスター」を搭載。
リモコンは据え置き型のタッチパネル式で、手をかざすだけで運転のオン/オフなどが可能だ。今年度モデルでは29畳用の大型タイプもラインアップに加えて、幅広いニーズに応えている。
【ルームエアコン特集】目次
●IoT連携が一層加速 寒冷地への展開も
●パナソニック 「エオリア」Xシリーズ ナノイーXでカビ抑制
●ダイキン工業 「うるさらX」新形状フラップ採用で包み込むような柔らかい気流
●富士通ゼネラル 「nocria」Xシリーズ 複眼輻射センサーを搭載 AI連携で床温度検知し吹き分け
●コロナ 「Wシリーズ」最高55度の高温風 素早く足元まで35度に暖め