2022.10.06 先進光学衛星「だいち3号」 防災や安全保障に役割期待

「だいち3号」のイメージ(©JAXA)

 若田光一さんの宇宙滞在で、国際宇宙ステーション(ISS)に改めて注目が集まる中。三菱電機がJAXA(宇宙航空研究開発機構)から受注した先進光学衛星「だいち3号」が先日完成し、報道陣に公開された。重さ約3トンに、最先端のセンサー類を搭載。ISSより高い高度670キロメートルから地表を観測する。分解能0.8メートル、観測幅70キロメートルなど、高精度・広域観測を達成した。防災やデータ活用などへの貢献が期待されている。

 同社鎌倉製作所(神奈川県鎌倉市)の1棟。全体がほぼクリーンルームになっており、「だいち3号」関連の開発や試験などを手掛けている。太陽光パネルを広げると横幅16.5メートルとなるだけに、その姿は存在感を放つ。現場でその機能、役割などに迫った。

 (7日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)