2022.11.28 京都で京セラ創業者・稲盛和夫氏のお別れの会 多くの経営者が別れ惜しむ

稲盛和夫氏お別れの会の献花会場

メモリアル会場では稲盛氏の言葉や軌跡をパネルで展示メモリアル会場では稲盛氏の言葉や軌跡をパネルで展示

 今年の8月24日に90歳で逝去した京セラの創業者で名誉会長の稲盛和夫氏のお別れの会が28日、京都市左京区の京都国際会館で執り行われた。取引先など関係者約3100人が参列し故人に別れを告げた。

 会は京セラ、KDDI、日本航空、稲盛財団の共催で実施。京セラの山口悟郎会長やKDDIの田中孝司会長らが出席した。メモリアル会場では稲盛氏のこれまでの軌跡や残した言葉をパネルで展示。献花会場では参列者が献花し、故人をしのんだ。

 参列した日本電産の永守重信会長は「厳しい中にも温かさがあった『よい人』だった。今でももっと頑張ってもらいたかったと思うこともある。経営の師だった」と話した。オムロンの立石文雄会長は「パワフルで京都財界のサポートを推進していただいた」と語った。

 そのほか、参列者としてパナソニックホールディングスの津賀一宏会長や堀場製作所の堀場厚会長、TOWAの岡田博和社長ら多くの経営者が稲盛氏との別れを惜しんだ。
(29日付電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)