2023.01.13 【放送/機器総合特集】23年 年頭所感 有料放送サービス事業者と民間放送事業者
ブランド戦略追加
J:COM・岩木陽一社長 昨年からスタートした部門横断のタスクフォースのインフラ戦略、地域戦略、系列外局向けビジネス拡大、マーケティング戦略、データドリブン、コンテンツマーケティング、新技術活用の7テーマと、新たにブランド戦略を加えて検討を加速している。いくつかの重要な施策を来年度に向けて実行に移す。変革には、既存事業の構造改革と新たな事業機会に取り組むこと。今年はいよいよ変革を実行に移していく。
会員ファースト
WOWOW・田中晃社長 WOWOWらしいコンテンツを起点に、会員とつながり、クリエーターや他企業とつながり、エンターテインメント・コンテンツを起点としたコミュニティーを作り、新しい会員事業を生み出し、成長し、会員と一緒になってエンターテインメントを成長させ、文化を育んでいく。WOWOWのDXの目的と重要性は事業の仕組みを「放送ファースト」から「会員ファースト」に変え、会員事業を成長させていく。
一枚岩で取り組む
テレビ朝日・篠塚浩社長 これまで培ってきた「ノウハウ」「実績」「信頼」の強みを持って、多様化している視聴者・利用者に合わせて放送、配信、イベントなど、360度あらゆるプラットフォームを駆使してコンテンツリーチを最大化しマネタイズしていく。また、ABEMAの次のステップに引き続き一枚岩で取り組んでいきたい。
70周年で3本柱
日本テレビ・石澤顕社長 開局70周年を迎える今年は、①コンテンツ制作・展開力の強化②DXと効率化③グループの成長--の三つを大きな柱にして、高い志をもって「超える。超え続ける。」挑戦を推し進めていく。戦略的投資は、グループの拡大・成長と社会貢献の2軸で進めていく。
1対1面談継続
毎日放送・虫明洋一社長 半年前、若手からスタートした1対1の面談。わずか30分の時間だがこれまでに200人以上と時間を共有することができた。今年も新たに作る、新たに始める。不要と判断すればやめる。メリハリが利いた判断を継続していく。前を向いて着実に変化を起こし続ける一年にしたい。今年も話をしよう。
ペーパーレス徹底
テレビ大阪・品田卓社長 年末には新本社ビルが竣工(しゅんこう)する。引っ越しは24年だが今年は準備のための助走期間。新ビル完成に合わせてマスター設備をIP化して更新、ペーパーレスをさらに徹底する。コンテンツの作り方を変える。コンテンツ制作の段階で、地上波、ネット動画配信、番組販売、海外番販、イベントなどさまざまな活用方法を考えてほしい。