フェイスブックを運営する米メタが、ツイッターに対抗するアプリを6日にも始める。アップルのアプリ配信サービス「アップストア」に、予告がアップされた。インスタグラムの基盤と連携させ、日本語を含めて対応する。大規模リストラの中でシステム障害が起きるなどツイッターの混乱が見られる中、顧客層や広告主を取り込む狙いがありそうだ。

　新しいアプリは「Threads(スレッズ)」。6日にリリースの予定としている。

　ストアに告知された説明では「コミュニティが集い、関心のあるトピックから次に来るトレンドまで何でも話し合える場」「お気に入りのクリエイターや自分と同じ興味・関心を持つ人をフォローし直接つながる」「自分の熱心なファンを増やし、世界に向けて自分のアイデアや意見、クリエイティビティを発信する」と強調。無料で使え、グーグルのアプリ配信サービスでも提供を始める見込みだ。

　メタの戦略の背景には、ツイッターがイーロン・マスク氏主導の改革の影響で、広告主の離反を招き、システム障害や1日に閲覧できる件数の上限設定などサービス変更への利用者の不満が生まれている事情がありそうだ。

　(6日の電波新聞／電波新聞デジタルで詳報予定です)