2023.07.25 TDLのおひざ元で「路面」発電など NEDO事業で実証実験 テーマパークへ普及図る

実証の現場

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NED)と、太陽光路面発電などを手掛けるMIRAI-LABO(東京都八王子市)、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは25日、太陽光路面発電パネルと蓄電池を組み合わせた実証実験を始めると発表した。性能評価を進め、2025年度の事業化を目指す。

 NEDOの「新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業」で取り組むもの。道路面に敷設できる太陽光発電パネルと、中古電気自動車(EV)から排出のバッテリーを再利用するEVリパーパス蓄電池を組み合わせた、自律型エネルギーインフラAIRを、オリエンタルランドの本社敷地内(千葉県浦安市)に設置し、実証する。

 バッテリーコントローラーや自律電源システムの実証実験をする。充放電を同時に行いつつ無瞬断にバッテリーを切り替えることが可能なバッテリーコントローラーの機能確認のほか、効率を向上させる機能の改善を検討する。

 MIRAI-LABOは事業化を進め、全国のテーマパークや遊園地に提案・展開することを目指す。

(26日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)