2020.03.10 【中部産業特集】マスプロ電工 新4K8K受信機器を主力
BS・110度CSアンテナ「BC parabo」ブラックカラー
マスプロ電工は、20年度の事業戦略で主力の新4K8K衛星放送受信機器をベースに、セキュリティ機器やIoTソリューション機器など、長年培った高周波技術と最新のデジタルネットワークを生かした新規成長分野の開拓に注力していく。
新4K8K衛星放送受信機器は、東京五輪・パラリンピックの今夏開幕による、新4K8K衛星放送を受信するBS・110度CSアンテナやブースタ、デジタルレベルチェッカなどのリプレース需要を促進する。
昨年11月、右左旋円偏波を同時に受信できるBS・110度CSアンテナ「BC parabo」のブラックカラーを発売。ダークトーンの住宅にも違和感なく設置できる。
今年2月、集合住宅の新4K8K衛星放送受信設備に対応するため、双方向CATVブースタ2機種とCATV・BS・CSブースタ2機種を発売。設置面積の大幅な省スペース化と低消費電力化を実現し、CATVの広帯域に対応できる。
セキュリティ機器は、昨年から今年にかけて監視カメラが活発な売れ行きを示す。昨年12月に、大好評のモニター&ワイヤレスHDカメラセットWHC7M2/10M2用の屋内増設用フルハイビジョンカメラWHCFHD-CIを発売した。
据え置きや壁掛けができる、高画質高機能の増設用屋内カメラとして、子ども部屋の様子を確認したり、外出先からスマートフォンで高齢者の見守りが可能となる。
IoTソリューション機器は、在庫管理の効率化や省力化で働き方改革ができるRFID機器、温湿度を管理したり有害獣捕獲情報を通知するLPWAシステム「ワナの番人」などを提案。
今年2月に設置場所の温湿度情報をSigfox基地局へ送信できる屋内用温湿度センサー端末「SGTHA」を新発売。設置場所の温湿度情報を遠隔地から確認でき、PC不要で情報を送信できる。
【中部産業特集】記事一覧
●中部の製造業、電子部品・デバイスPCや5G関連向けに需要回復の動き
●マスプロ電工 新4K8K受信機器を主力
●日本ガイシ IoTデバイス用電源「エナセラ」 コイン型量産開始
●アイホン テレビドアホン拡充
●「ナゴヤ イノベーターズ ガレージ」開設 新事業・産業創出の場として利用