2020.05.26 【LED照明特集】東芝ライテック「SceneLED」シリーズ高天井用LED照明
東芝「SceneLED」シリーズの高天井用LED照明
東芝ライテックは、無線で調光できる「SceneLED(シーンレッド)」シリーズの新製品である高天井用LED照明5機種の販売を強化していく。
シーンレッドシリーズの高天井用照明は、無線で調光できるため、信号線の工事が不要。水銀ランプからLED照明への置き換えなどのリニューアル工事に合わせて調光制御を導入する際、既設の照明器具をシーンレッドに置き換えるだけで設置工事が完了する省施工が特徴だ。
手元のリモコン一つで照明器具1台ずつのオン/オフが可能なほか、5-100%の範囲で調光できる。グループ設定では、複数台の照明器具をA、B、Cの3グループに設定することで、一度のボタン操作でグループごとにオン/オフできる。
シーン制御設定では、一度のボタン操作で設定したシーンの明るさに一括調光できる。設定できるシーンは三つで、例えば体育館で前方スクリーン付近は消灯、後方に向かって5%点灯、20%点灯などとシーン制御可能だ。
250W形メタルハライドランプ器具相当(明るさ1万1400ルーメン)から1kW形メタルハライドランプ器具相当(明るさ4万4400ルーメン)までそろえる。
また、LED照明と映像録画カメラを融合させたLEDベース照明「ViewLED(ビューレッド)」の拡販にも取り組む。
ビューレッドは、天井設置という照明器具の利点を生かした製品。ビューレッドで天井から俯瞰(ふかん)した映像を記録できる。天井に設置されたカメラの映像は器具本体のマイクロSDカードに一時保存。必要に応じてデータを別の記録媒体に移して確認することも可能だ。64ギガバイトの場合、1日8時間点灯で約12日間分を自動で録画できる。
カメラと照明器具が一体となっているため、カメラを設置するための専用録画機器やレコーダ、専用配線、電源工事などが不要。設置後はカメラの録画映像をWi-Fi接続でスマートフォンなどから簡単に確認することが可能だ。
光源ユニットは、省エネ性能が高いLEDベース照明「TENQOO(テンクウ)シリーズ」を使える。シーンや空間に合わせて明るさタイプや省エネタイプ、高演色タイプ、ランプ光色など全95種類の多彩なラインアップから選べる。
ビューレッドもラインアップを拡充しており、防湿・防雨形も製品化。軒下といった施設屋外にも設置できる製品も登場している。