2025.04.28 開店前に100人超 ケーズデンキが大阪で移転オープン モールにテナント出店

ショッピングモール「いこらも~る泉佐野」2階にオープン

オープン当日はエアコンなど大型家電の販売が好調オープン当日はエアコンなど大型家電の販売が好調

遠方からの来店も見込む松谷店長遠方からの来店も見込む松谷店長

 開店前から約110人が並び、夕方になっても客足が途切れず盛況――。大阪府泉佐野市の「ケーズデンキいこらも~る泉佐野店」が24日、オープンした。地域密着型ショッピングモール「いこらも~る泉佐野」2階に出店。2月16日に閉店した「じゃんぼスクエア熊取店」からの移転になる。

 同店は、南海本線・井原里駅から徒歩5分、井原の里下り交差点付近に立地。じゃんぼスクエア熊取店から約3キロメートル離れた場所に移転した。泉佐野市を中心に熊取町、貝塚市までを中心商圏とする。阪神高速の泉佐野北出口にも近く、広域からの来店も見込む。

 売り場面積は約2112平方メートルで、23人の体制で運営。ケーズデンキとしては比較的小型のインショップ型店舗だ。モール利用客の「ついで買い」需要を狙い、電池などの消耗品や、夏商戦向けのハンディーファンなど小物商品の品ぞろえを強化している。

 松谷健吾店長は「地域密着型のモールにはなるが、モールでのイベントのタイミングなどで(商圏外からも)来店していただける可能性はある」と意気込む。オープン1週間前から会員の新規入会が進むなど、旧店舗の利用者以外にも多くの来店があった。

 オープンセールでは、エアコンの販売が好調だったほか、洗濯機やテレビなど大型家電の販売も伸びた。今後は夏商戦に向け、全従業員がエアコンの提案ができる体制を整える。松谷店長は「お客さまのニーズに応えていくことで、お客さまに別のお客さまを呼んでいただけるような店づくりをスタッフ全員でやっていきたい」と語った。