2025.07.09 コジマ、科学館の命名権を取得 栃木県庁で締結式
9日には栃木県庁で契約締結式を開いた
コジマが、大規模改修を行っている「栃木県子ども総合科学館」(宇都宮市)のネーミングライツに応募し、命名権を取得した。9日には栃木県庁(同市)で契約の締結式を開催。科学館は「コジマ子どもサイエンスパーク」の愛称で10月にリニューアルオープンする。
今回の改修では、陳腐化・老朽化した展示内容を見直し、AI(人工知能)やAR(拡張現実)などの新技術を加えた体験型の展示にリニューアルするのが目的だ。目玉はプラネタリウムの改修で、従来よりも美しい星空を投影できるようにする。バリアフリートイレや障がい児にも配慮した遊具の新設など、利用者の利便性に関わる設備の更新にも対応する。
栃木県で創業したコジマは、今年70周年を迎えた。地元で愛され、成長してきたこれまでの感謝に加え、リニューアルする科学館での体験を通じて多くの子どもの健やかな成長を応援したいという思いから、ネーミングライツに応募したという。
9日の「ネーミングライツパートナー契約締結式」には、栃木県の福田富一知事やコジマの中澤裕二社長など関係者が出席。福田知事は「県民から愛着を持って利用してもらえるようコジマ子どもサイエンスパークという愛称を広く周知していく」と話し、多くの来場者を迎えるために施設の魅力向上に努めていく考えを示した。中澤社長は「コジマ子どもサイエンスパークに多くの子どもや家族が来場し、愛される施設になることを期待している」と話した。
ネーミングライツ料は年1000万円で、2025年10月1日から30年9月30日までの5年間の契約になる。