2025.07.24 【ケーブルコンベンション/ケーブル技術ショー特集】シンクレイヤ 3Combo PON実動展示 4ポテンシャル紹介
シンクレイヤ・2024年度グッドデザイン賞受賞のSORC-100シリーズ(上)と今年2月発売の光スプリッタモジュール
シンクレイヤは、「そこまでやるのか⁉シンクレイヤ」をテーマに、ケーブルテレビ事業や地域活性化に貢献する多彩なソリューションを四つのPOTENTIALと題して提案する。ブース番号はA-10。
一つ目は〝CATV POTENTIAL!〟として、ケーブルテレビのサービス運用になくてはならない、放送・通信機器を幅広く紹介。
現在製品化されているPONの中で最も高速な50G-PONの最新技術である3Combo PONサービスボードと3Combo PONトランシーバを実動展示。これは、異なる世代の規格であるG/XGS/50G-PONを一つのボード上で運用可能にするもので、国内初展示となる。
そのほか、昨年度グッドデザイン賞を受賞した映像用光回線終端装置やNWスイッチなど、最先端から定番まで多彩な機器を展示する。
二つ目は〝既設集合住宅 POTENTIAL!〟として、設備の老朽化や配管スペース不足など建物ごとに存在する多様な課題に対し、セミオーダーメードによる通信の高度化を提案する。
その解決策の一つとして、今年2月発売の光スプリッタモジュールを実機展示。多彩な設置方法やケーブル接続を体験できる。
三つ目は〝ルーラル POTENTIAL!〟として、これまで採算性の観点から拡張を見送っていた低密集度の地域に向けて、建築コストを抑えながら事業エリア化を実現する柱上型ミニサブセンターを提案する。また、供給が限られつつあるVHF・HFC伝送機器の継続提供も紹介。
最後に〝地域DX POTENTIAL!〟として、防災や観光などに向けたソリューションを、デモを交えて紹介する。AR(拡張現実)を利用した地域活性化ソリューションに加え、安否確認システム「でんぱでみてるくん」や、WEB告知放送システムなどを展示。
事業者が持つ〝高い地域密着性〟という強みを生かし、地域の活性化につなげる提案を行う。
7月25日には「観光地におけるDX実装:伝統文化とWebARの出会いから学ぶ」と題したセミナーを会場内オープンステージにて開催。三重県伊勢市のおかげ横丁で実施したWebAR導入事例を中心に、観光地におけるDXの可能性を紹介する。
シンクレイヤは高度な放送・通信インフラの構築を通じて、ケーブルテレビ事業者による地域社会の発展に貢献していく。