2025.07.24 【ケーブルコンベンション/ケーブル技術ショー特集】ミハル通信 「ELL Lite」など紹介 つながりの可能性示す
2K/4K HEVCリアルタイムコーデック「ELL Lite」
今年創業70周年を迎えるミハル通信は「つながるとこんなに広がる!ケーブルテレビの新たな可能性」をテーマに、各ケーブルテレビ局が持つネットワークを活用し、「つながり」による新たなビジネスチャンスを創出するソリューションを紹介する。
映像素材や音声素材を多チャンネルPCM音声に対応した2K/4K HEVCリアルタイムコーデック「ELL Lite」を展示。今年はELL Liteと無線メッシュWi-Fi技術「PicoCELA」を使用したリモートプロダクションのデモ展示を行う。
ELL Liteの双方向機能を活用することで、スタジオとロケ地との中継時のコミュニケーションやスタジオ内でのインカム通話も放送映像や音声と同じIP回線を使用して効率的に行うことが可能。離れた場所にいるスタッフ間でのリアルタイムでのやり取りがスムーズに行える。
ELL Liteを活用して、各ケーブルテレビ局に伝送し、自主放送用素材として利用することができる。さらに、複数のケーブルテレビ事業者がネットワークでつながることができ、新しいサービスやソリューションの創出をサポート。
また、22.2chサラウンドの同社独自のサウンドヤードを設置し、イマーシブな立体音響空間を再現し、立体的な没入感のある音楽体験を提供する。
FTTHサービスを高速かつ安価に提供する光アクセスシステム「GE-PON装置」も訴求。今回、新たに追加された1Uサブラックを参考展示。マンションなどの小規模な施設への効率的なインターネット構築を実現。
地上デジタルIP伝送システムとして、開発中の地上デジタル放送、FMに対応するシグナルプロセッサーを参考展示。オプションでIP伝送機能を追加することで、ケーブル局間の長距離伝送を実現する。
館内デジタル自主放送システムとして、館内OFDM変調器「MRシリーズ」を展示。イノコスのデジタルサイネージサービス「KAWARA板ネット」とMRシリーズのコラボレーション展示を行う。KAWARA板ネットで作成したサイネージ素材・コンテンツを、MRシリーズで既存の共聴設備を活用することで、複数のテレビに一斉配信が可能となる。また、特定のテレビのみが番組を視聴できる視聴制御機能もデモ展示する。
放送局向けミニサテ装置を展示。同社独自開発の複数波一括処理方式により、1台で最大11波(チャンネルプロセッサー)・8波(ミニサテ装置)に対応する。今回、ラストワンマイルの有線と無線を提案する。
マルチポート型光ファイバー増幅器とさらなる進化を遂げた監視ユニットも新たに披露する。