2025.10.28 ETロボコン2025 九州大会も熱戦

難所をクリアしてポイント加算(試走会から)

 組み込み技術の総合展「EdgeTech+ 2025」と同時開催で、組み込みソフトウエア技術を生かした教育がテーマの「ETロボコン2025」が、 11月19日からパシフィコ横浜(横浜市西区)で開催される。エンジニアの人財育成と技術教育の機会提供を目的とした大会で、今回で24年目を迎える。九州で開催された地区大会も盛り上がり、各地区を勝ち抜いてきたチームによるチャンピオンシップ大会にも期待がかかる。

 毎年試合コースと障害物、難所などは変更があり、コース走行では、速さだけでなく課題をこなすことでポイントが加算される。ロボット走行に加え、ソフトウエアが重視されるため、参加者は技術教育や試走会で調整を重ね、各地区大会に臨む。

 九州北・九州南地区大会は15チームが参加して9月下旬に開催、各クラス合わせ4時間の熱戦が繰り広げられた。現地の応援団に加えて、中継のYouTubeでも声援が飛び交い、例年にも増して白熱した大会に。360度カメラからの動画配信は試合コースにいるような臨場感で好評だった。

 チャンピオンシップには、競技優勝とモデル審査のゴールドモデル受賞で総合優勝したPSDGs Youth (パナソニックシステムデザイン)と、準優勝のKERT-B3(九州産業大学理工学部/マイナビEdge)がプライマリークラスとして参加、アドバンストクラスでは競技優勝と総合優勝のSELENE(九州産業大学理工学部)が出場する。

 このほか、プライマリークラスの3位はニシツウロボコン(システムニシツウ)。アドバンストクラスのゴールドモデルはKatLab(宮崎大学/SCSK)。特別賞はIPA賞がPSDGs Youth、九州経済産業局長賞がニシツウロボコン、地区特別賞はRoboSight(フォーサイトシステム)とNiAS science(長崎総合科学大学附属高等学校科学技術部)が受賞した。