2025.10.28 「KANSAI DX AWARD 2025」 グランプリは旭光電機が獲得 

グランプリを獲得した旭光電機の和田貴志社長(右)と関経連の小林充佳副会長

約160人が来場した表彰式の会場約160人が来場した表彰式の会場

 デジタルトランスフォーメーション(DX)に先進的に取り組む関西企業を表彰する「KANSAI DX AWARD 2025」 の表彰式が27日、大阪市都島区のNTT西日本の付属施設「QUINTBRIDGE」で行われ、神戸市兵庫区の各種センサーメーカー、旭光電機がグランプリを獲得した。 

 同イベントは、関西におけるDX推進月間「関西デジタル・マンス」のイベントの一環で、今年が3回目。関西経済連合会、関西広域連合、近畿総合通信局、近畿経済産業局など7組織で構成される「関西デジタル・マンス実行委員会」が実施した。今回はオンライン含めて220人が参加し、表彰式を盛り上げた。 

 グランプリは、DXへの取り組みで総合的な評価が最も高い企業に授与される。旭光電機は攻めと守りのDXを使い分け、「トップの意思決定力」と「現場の実行力」を組み合わせた体制を整え、迅速にDXを現場へ定着させた。 

 和田貴志社長は「『ほどよいトップダウン』と『ほどよいボトムアップ』がDX推進の動きにつながった」と受賞の喜びを語った。今後の方針については、ロボットやAI(人工知能)、 IoT(モノのインターネット)を融合したコンセプト「RobAIoT(ロバイオット)」を具体化した日本発ロボットの商品化やグローバル展開を見据えているという。 

 他の部門の受賞企業は次の通り。 

▽金賞(大企業部門)=関西電力、大和ハウス工業、日本新薬

▽金賞(中堅・中小企業部門)=アスカカンパニー(兵庫県加東市)、デジック(大阪府八尾市)、モリエン(神戸市兵庫区)                                        

▽近畿総合通信局長賞=USEYA(大阪市港区)                              

▽近畿経済産業局長賞=チトセ工業(大阪府八尾市)