2025.10.30 ステランティス、エヌビディア、ウーバーなどロボタクシーで協業

ステランティス、エヌビディアなどがロボタクシーで協業

 オランダのステランティスは28日、米配車サービス大手のウーバー、米半導体大手エヌビディア、台湾のEMS(受託生産企業)大手フォックスコン(鴻海精密工業)と共同で、自律型タクシー(ロボタクシー)の開発で協業すると発表した。

 発表によると、ステランティスが車両の製造を担当、エヌビディアが車両の頭脳となる半導体プラットフォーム「Drive AGX Hyperion10」を供給、ウーバーは完成したロボタクシーを自社のグローバルサービス網で世界で展開していく。

 今回の協業では、電気自動車(EV)の受託生産に意欲的なフォックスコンがハードとシステムの統合を担当する見通しだが、同社に限り協業の範囲がまだ明確でない。ウーバーは当初、米国で5000台の車両を導入して全国展開、順次世界へ拡大していく。

 協業する車両のベースになるのはステランティスの「LCV」や「STLA」といった小型車。エヌビディアのソフトウエア「DRIVE AV」と半導体アーキテクチャー「DRIVE AGX Hyperion 10」を搭載することで、「レベル4」の自動運転レベルを可能にする。ステランティスでは2028 年の生産開始を見込んでいる。

 今回の協業は拘束力はなく、各社は自動運転の分野で他社との別の契約締結を妨げるものではない、としている。