2025.11.07 NTT、SAR衛星で道路陥没の予兆検知に成功 現地作業なしでリスク抽出、社会インフラ維持管理の省力化へ

 NTTは7日、合成開口レーダー衛星(SAR衛星)を用いて道路陥没の予兆を電波の反射成分から直接捉える手法の実証に世界で初めて成功したと発表した。現地作業を伴わずに、衛星データのみで陥没リスクの高い箇所を抽出できるのが特徴で、点検コストを約85%削減できる見込み。

老朽化インフラの課題に挑む
 上下水道の老朽化に伴う道路陥没は全国で頻発し、自治体の限られた予算と人員での維持管理が課題となっている。従...  (つづく)