2025.11.06 ケーズ、4~9月期は増収増益 PCや携帯の買い替えが貢献

 ケーズホールディングス(HD)の2026年3月期第2四半期(4~9月)連結決算は、パソコン(PC)や携帯電話の買い替えに加え、エアコンなどの季節家電の販売が好調で、増収増益を達成した。売上高は前年同期比1.4%増の3766億5600万円、営業利益は9.9%増の130億2600万円、経常利益は6.1%増の145億7100万円、純利益は18.3%増の105億100万円となった。

 サポート終了期限を10月に迎えるWindows10搭載PCの買い替え需要が売り上げを押し上げたほか、2年前の残価設定販売⽅式からの買い替えサイクルが到来した携帯電話の販売も伸びた。PC・情報機器の売上高は4~9月で39.7%増の241億5700万円に拡大。携帯電話も23.7%増の433億7700万円となった。東京都の省エネ家電の購⼊補助制度「東京ゼロエミポイント」や猛暑の影響で、エアコンも3.0%売り上げが伸びた。

 下期には1店新規出店する予定。通期では5店を立ち上げる計画だが、退店も4店を予定。そのため、25年3月期末との比較では1店増の557店になる。

 通期業績予想に変更はなく、売上高は前年度比2.3%増の7550億円、営業利益は5.6%増の230億円、経常利益は2.3%増の265億円、当期純利益は5.0%増の100億円を計画する。