2025.11.13 古河電工の独自衛星、ヒートパイプが鍵、高性能半導体搭載に対応
35年度に売上高100億円規模をめざすと語る枡谷常務(11月、東京都)
古河電気工業が2026年10月に打ち上げ予定の独自人工衛星「ふなで」は、非宇宙分野の技術を応用したコスト低減や量産を目指す日本の宇宙開発への貢献に期待が集まる。とりわけ目を引くのが冷却システム。高性能半導体を多数搭載し、内部で大きな熱を発生させるようになった最近の衛星に欠かせないものだ。同社はデータセンターなどで実績あるサーマル技術の一つ、ヒートパイプを導入する。
ふなでは、古河電工が東京大学大学院工学系研究科の社会連携講座... (つづく)





