2025.11.14 ヤマハ発動機がマリン製品で新会社設立へ 子会社2社を合併
ヤマハ発動機は、同社の連結子会社で中・小型船外機の製造を行うヤマハ熊本プロダクツ(熊本県八代市)と、主にFRP(繊維強化プラスチック)製の中・小型ボートなどを製造するヤマハ天草製造(同上天草市)を合併し、新会社を設立すると発表した。経営の合理化や開発機能の強化が狙い。
新会社名は「ヤマハマリン」(同八代市)で、2026年1月の設立を目指す。主に中・小型船外機やボートの開発・製造などを担う。事業所や製造拠点の廃止、人員整理の予定はない。
同社は、25年2月に発表した新中期経営計画で、統合ボートビジネスによる顧客価値の追求を掲げた。新たに設立するヤマハマリンでは、合併による合理化だけでなく、船外機やボートなどマリン製品の製造ノウハウの共有によるシナジーや開発機能の強化に取り組むことで、さらなる顧客価値の向上に貢献する。






