2025.12.04 ブルーティ、走行充電器の新製品発売 ソーラー併用で急速充電も
BLUETTIは走行充電器の新製品Charger2を発売した
ポータブル電源を展開するBLUETTI(ブルーティ)は、走行充電器の新製品「Charger2」を発売した。車載充電とソーラー充電を組み合わせ、自動車の走行中にポータブル電源を最大1200Wで急速充電できる。
ブルーティの走行充電ソリューション「Charger」シリーズは、車のオルタネーターで発電された余剰電力をポータブル電源に適した電力に昇圧することで、走行中に効率良く充電を行うものだ。2024年11月に初代モデル「Charger1」を発売。今回、上位モデルとなるCharger2を追加し、電力性能や安全機能に加え、自動車用バッテリーへのアプローチを強化した形だ。
新製品は、従来のシガーソケット充電と比べて約13倍となる最大1200Wの高出力でポータブル電源を充電する。従来は10時間以上かかっていた1000Wh級のモデルでも、1時間の走行でフル充電が可能だ。
最大600Wのソーラーパネル充電にも対応。オルタネーターとの併用も可能で、長距離ドライブや車中泊などあらゆる場面で高い電力供給を実現する。
急速充電器にとどまらず、車両全体の電力を統合的に管理するシステムも提供する。「BLUETTIアプリ」との連携で電力状態をリアルタイムで確認できるほか、複数のブルーティ製ポータブル電源を制御・充電。走行や停車に合わせ、充電の自動切り替えも行う。
ポータブル電源に蓄えた電力を自動車用バッテリーに逆方向で供給できる「リバース充電モード」も搭載した。バッテリーが低下して始動できなくなった自動車用バッテリーへ電力を供給する「緊急ジャンプスタート」をはじめ、適切な電圧を常に維持する「トリクル充電」、制御されたパルス電流を流して自動車用バッテリーの絶縁抵抗を低減してバッテリーの性能回復と長寿命化を促す「パルスメンテナンス」の三つの機能を用意。自動車用バッテリーのトラブル防止に貢献する。
過電流や過電圧、低電圧、温度管理など多様な保護機能も強化し、安全性を向上させた。既存の配線を変える必要がないため、Charger1からのスムーズな本体交換を実現。同社製品に限らず、市販のポータブル電源約95%に対応し、接続されたモデルを自動認識して最適な電力への調整が可能だ。
BLUETTI Japanの川村卓正COO(最高執行責任者)は新製品について「日本市場に向けて新しい目線で開発した」と力を込めた。
Charger2の希望小売価格は、13万1600円(税込み)となっている。










