2025.12.05 100V機種にも「エコロータリー コンプレッサー」搭載 パナソニック、26年モデルの新型エアコン発表
ルームエアコン「Eolia(エオリア)」Xシリーズ(室内機)
パナソニックは、これまで200V 機種に搭載していた「エコロータリー コンプレッサー」を、100V機種にも新たに搭載したルームエアコン「エオリア」Xシリーズ(2.2~9.0kW/税込み29万~43万円前後)を、2026年1月下旬から発売する。
25年モデルの「エオリア」Xシリーズは、13年ぶりの開発となるエコロータリー コンプレッサーを200V機種に搭載。冷房運転時の最小出力を前年同等モデルより約40%低減し最小出力0.3kWを実現した。
最小出力を抑えることにより、設定温度到達後の室温安定時に運転オン・オフによるムダな電力を抑え、快適な室温・湿度を維持しながら消費電力量を削減することができる。
今回、制御技術の高度化などで100V機種(2.2kW~4.0kW)にもエコロータリー コンプレッサーを搭載し、同社のエアコンとして初めて最小出力0.2kWを達成した。
200V機種に搭載するエコロータリー コンプレッサーは2ピストン構成だが、100V機種は1ピストンのため、厚みがあり振動を起こしやすくなる。
ピストンの高度な制御技術と、最適な厚みに削り出す高難度の加工技術により、低速回転時の振動を減らすことができ、100V機種への搭載を実現した。冷房運転時の最小出力は前年同等モデルと比べ約50%低減した。これにより約6畳~26畳までのさまざまな広さの部屋に、より省エネで快適なエアコンが選べる。
また、ナノイーXによる空間臭や付着臭の「脱臭」に加え、部屋に漂うニオイの「防臭」効果も新たに確認した。ヒトの常在菌でニオイの原因菌の一つである表皮ブドウ球菌で試験し、増殖抑制を確認。ニオイの発生を抑える。
エアコン操作アプリNo.1(同社調べ/App Store における国内エアコン操作アプリ評価4.6=25年11月1日現在)の評価を受けている「エオリア アプリ」では、今年度から開始となる、IoT機器の安全性や信頼性を客観的に評価・可視化するためのセキュリティラベリング制度(JC-STAR)で適合ラベル★1(レベル1)を取得した。
昨今、酷暑が長引く傾向にあることから、エアコンを長時間つけっぱなしで運転するユーザーは増加している。一方で物価高や電気代高騰を受け、エアコン購入検討者では省エネへの関心が一層高まっており、新製品の提案でユーザーニーズに応えていく。










